革新的な取り組みがビジネス拡大に「アメックスの企業間カード決済」    

2024/08/27 00:00PR

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ー  農業機械輸入販売会社と乳牛の哺育・育成預託牧場が語る業務改善とメリット  ー




 肥料や飼料の価格高騰、輸送コストの上昇など、厳しい状況が続く酪農・畜産業界。その中で、経営改善や業務負担の軽減につながる選択肢のひとつとして注目を集めているのが、企業間カード決済だ。
 2022年にアメリカン・エキスプレス(以下、アメックス)の加盟店となったエム・エス・ケー農業機械株式会社(本社:北海道恵庭市)の代表取締役社長・髙畑 年伸氏に話を聞いた。

■農業経営者の負担を減らすため、常に先回りして対応

 ― まずは事業内容について教えてください。

 当社は、主にフランスやドイツ、イタリアなどのメーカーの農業用トラクターやコンバインといった農業機械の輸入販売を行っています。
農業経営者の皆さんは24時間365日非常に忙しく、また大変な環境で仕事をなさっています。我々はお客様の作業負担を少しでも減らせるように、より高品質でニーズに合った機械のご提案を心がけています。

 ― 販売した機械のアフターサービスにも力を入れていると伺いました。

 農業機械を販売すること以上に、その後のアフターサービスが大事だと考えています。例えば、現在とても良いお付き合いができている豊頃町の乳牛哺育・育成預託牧場シー・ブライト様も、お取引の始まりは展示会で1台の小さな機械を購入していただいたことでした。その機械にちょっとしたトラブルが起き、当社の整備士がすぐに駆けつけて修理したところから信頼関係を築くことができ、今では数多くの製品をご購入いただいています。
 実は修理の前にもう一つ重要視していることがあります。それはそもそも故障させないための予防整備です。お客様がタイトなスケジュールで農作業を行っている中で、機械が圃場で突然故障してしまっては大変ですから。お客様に販売した機械を工場に持ってきていただいて定期的に整備することで、突発的なトラブルをできるだけ防ぐように努めています。
 予防整備に力を入れ始めたのは15年ほど前からですが、結果として現場での突発的なトラブルの発生をかなり減らすことができているという印象です。

今年5月に新社屋が完成した十勝支社
今年5月に新社屋が完成した十勝支社


■カード決済取引額は大幅に増加中

 ― 企業間カード決済を導入して、どのように感じていますか。


 農業機械は非常に高額なこともあり、今まではカードで支払うという発想自体があまりなかったと思います。ですから、アメックスの加盟店になり企業間カード決済を導入したことはかなり革新的な取り組みでしたし、お客様と当社の双方に利点があると考えています。
 お客様は、日々の業務で忙しい中で振り込みなどの手間を減らすことができ、またポイント(※1)が貯まる点にも魅力を感じている方が多いようです。
 一方、売り手である当社にもいくつものメリットがありました。
まずは、競合他社に先駆けてカード決済を導入したこと自体が強みとなり、営業面で有利に作用していること。次に、与信管理です。高額の商品を販売するため、新規のお取引の場合はお支払条件の設定に時間がかかってしまうケースもあります。ですが、カードを利用される取引先はすでにアメックスの審査を経ていますから、初めてのお客様でも取引開始までの時間を短縮できます。その分、我々は本来の業務である機械の販売や整備に専念できるわけです。
 さらに、各営業所における入出金の管理の負担も軽減できました。振り込みの場合はお客様へのリマインドや入金確認が必要になりますし、時には営業担当者が直接駆けつけてフォローすることもあります。そのような債権管理のリスクや手間が減らせた点は大きいと言えます。
 もちろん企業間カード決済においては加盟店側に手数料が発生するわけですが、業務の負担を減らせることや、新たな取引先を獲得できる可能性を考えれば、それをはるかに上回るメリットがあると思います。アメックスの担当者のサポートによりビジネスが広がっていますし、ビジネス・マッチングなどのイベントを通して業界内の繋がりも増えました。

― 現在、企業間カード決済の利用状況はいかがですか。


 当社の場合、アメックスと取引を開始した2022年度から2023年度の1年間で取引額が一気に14倍になり、社内的にも大きな話題となりました。今年度もスタートから取引額は順調に伸びており、お客様がアメックスのカードに強い関心を持っていることを改めて感じているところです。最近ではお客様の方から「カード決済について話を聞きたい」と言われることもあり、興味を持たれている方は多い印象です。企業間カード決済は今後ますます広がっていくのではないでしょうか。

エム・エス・ケー農業機械株式会社 代表取締役社長 髙畑 年伸氏
エム・エス・ケー農業機械株式会社 代表取締役社長 髙畑 年伸氏


■この先の農業発展に向けての使命

 ― これからの農業にどう関わっていきたいですか。


 農業は、日本の食を支える、最も重要な産業であると考えています。今後日本の就農人口は減っていくと言われていますが、生産する食料を減らすことはできません。ですから我々は、農家・酪農家の方々がより効率的に、そして楽に農作業を行えるように、機械の大型化や自動化を進め、究極的には無人化していくのが目標であると考えています。
 例えば、トラクターに人が乗る必要がなくなり、自動運転で作業を終えて帰ってきてくれる。そんな時代がまもなくやってくるでしょう。さらに最近では、衛星情報を使って土地の肥沃度を測る、植物の育成状況を見て肥料を調整するといったことを機械が自動で行うサービスも始まっています。
 我々は輸入販売を行う立場ではありますが、機械やサービスの開発・改良に貢献していく使命があると考えています。そのために、日本の農業経営者の方々の声を海外のメーカー側に届けており、メーカーが日本で視察を行う際には直接協力もしています。

 ― 今後の抱負をお聞かせください。


 農業というのはエネルギーに非常に近い分野だと思います。例えば農地の一部を使って太陽光や風力の発電もできますし、牛の排泄物を利用してバイオガス発電もできる。将来的には農業とエネルギーをもっと結びつけていければというビジョンがあります。そういった夢を持ちつつ、まずは今、円安の影響などで苦しい状況にある方々をしっかりサポートすることが目の前の課題です。これからも農業経営者の皆さんとともに発展していければと思います。

株式会社シー・ブライト 代表取締役社長 桐山 靖朗氏
株式会社シー・ブライト 代表取締役社長 桐山 靖朗氏


■アメックスのカードを支払いに利用している株式会社シー・ブライトの代表取締役社長・桐山 靖朗氏も、その買い手としてのメリットと、酪農業界への想いを語ってくれた。

 ― 事業内容と、農業機械をどう利用しているかについて教えてください。


 酪農家から生後3日頃のホルスタインのメスの子牛を預かり、10ヶ月頃まで育てるのが当社の仕事です。子牛は病気にかかりやすく、育てるのに手間もかかるため、その哺育・育成を我々が請け負うことで、酪農家の方々は成牛の管理や搾乳に専念できるという仕組みです。
 エム・エス・ケー農業機械さんから購入しているトラクターは、年に2回の牧草の収穫時期に利用します。牛を育てる仕事をしながら限られた時間で農作業を行うために農機は欠かせません。牛の餌になる牧草はすべて自分たちで生産しています。やはり食べるものがいちばん大事ですから。
 我々が預かっているのは、人間の年齢で言えば、赤ちゃんからだいたい高校生くらいまでの子牛です。子どもの頃にきちんと手をかけて育てないと、成牛になって搾乳を行うような年齢になってからいろいろな影響が出てしまうんです。ですから、子牛の哺乳・育成というのは非常に責任のある仕事だと思っています。

子牛の飼料となる牧草はすべて自給
子牛の飼料となる牧草はすべて自給


 ― アメックスの企業間カード決済を利用した感想と、今後の事業や酪農業界への想いをお聞かせください。


 トラクターの購入や修理代金の支払いにアメックスのカードを利用することで、振り込みなどの手間が省けるのは助かりますね。貯まったポイント(※1)は年会費の支払いに充てています。できれば従業員の福利厚生にも活用(※2)して社員旅行でもしたいのですが、なかなか揃って休むことが難しくて。
 もともと私は現金主義で、機械などの購入に関しては、できるだけ借り入れなどを利用せずに支払いたいと考えていました。個人的には、カードの利用も手持ちの資金の中での支払いととらえているので、抵抗なく始められましたね。
 牛の育成や酪農の業界には、今さまざまな変化が起きています。例えば、これからITを使って牛の健康状態を監視するシステムの実証実験が始まる予定です。監視カメラで24時間牛舎を管理し、調子の悪い牛を早めに見つけて、知らせてくれるようなシステムです。我々はだいたい朝5時から夕方まで働いていますが、特に夜は牛舎に人の目が届きませんから、本格的 に導入されれば大きな安心に繋がると期待しています。
 哺育・育成の仕事は酪農家さんと一心同体です。生乳の生産調整や円安の影響など、現在の酪農業界を取り巻く状況は厳しいものがありますが、長く続けていれば良い時も悪い時もあります。我々も下を向くことなく進んでいきたいと思います。

※1 メンバーシップ・リワードⓇのポイントー有効期限など利用条件がございます。 
※2 ポイントを利用した際の会計処理および税務上の取り扱いについては税理士等へご確認ください。

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